選考委員の紹介 selection committee
第六回入江泰𠮷記念写真賞
審査員
(敬称略・五十音順)

今森 光彦Mitsuhiko Imamori
写真家
1954年、滋賀県生まれ。写真家。琵琶湖をのぞむ田園風景の中にアトリエを構え活動する。自然と人との関わりを「里山」という空間概念で追い続ける。写真集に『里山物語』、(新潮社)、『湖辺』(世界文化社)、『世界昆虫記』(福音館書店)、『里山を歩こう』(岩波書店)など多くの著書がある。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など数多くの賞を受賞。

柿島 貴志Takashi Kakishima
POETIC SCAPE代表・ディレクター
Kent Institute of Art and Design(現・UCA芸術大学/英国)卒業。2011年、東京・中目黒にギャラリー POETIC SCAPE を設立。以来、同ギャラリーの運営に加え、外部展示のキュレーションや額装ディレクションなど多岐にわたり活動している。近年の主なキュレーションに、鶴巻育子個展「ALT」(キヤノンギャラリーS、2024年/第33回林忠彦賞受賞)、主な額装ディレクションに、中平卓馬展「火 ― 氾濫」(東京国立近代美術館、2024年)などがある。

関次 和子Kazuko Sekiji
東京都現代美術館 事業企画課長、学芸員
東京都生まれ。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。自然写真・山岳写真史研究。東京都写真美術館在職中に「生誕100年 ナチュラリスト・田淵行男の世界」(2005年)、「中村征夫 海中2万7000時間の旅」(2006年)、「黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄」(2014年)、「嶋田忠 野生の瞬間」(2019年)他、自然写真展を多数企画。2024年より現職。多摩美術大学非常勤講師。

豊永 政史Seiji Toyonaga
京都精華大学デザイン学部教授、フォトグラファー、グラフィックデザイナー
現代美術等の文化領域を主たる活動の場とし、展覧会の広報物、図録、出版物のデザイン制作や、企業とアーティストとのコラボレーションワークのサポート等、デザインや写真を通して社会とアートとの接点をつくる仕事に携わる。

松本 勇Isamu Matsumoto
日本経済新聞社大阪本社 編集ユニット ビジュアル報道グループ長
1995年、日本経済新聞社入社。東京、名古屋、大阪、福岡で勤務し、写真記者として東日本大震災などの災害や事件事故、政治経済、スポーツなどジャンルを問わず取材にあたった。「THE NIKKEI MAGAZINE」では戸田ツトム氏のディレクションのもと欧米やアジアでも企画取材を行い、日経電子版創刊後はビジュアルコンテンツの編集に携わった。2023年から現職。
第六回ならPHOTO CONTEST
審査員
(敬称略・五十音順)

織作 峰子Mineko Orisaku
写真家
石川県出身。1982年より写真家・大竹省二氏に師事。1987年独立。
世界各国の風景や人物を、独自の視点と感性でとらえ続け、国内外で写真展を多数実施。海外政府観光局から依頼された撮影のほか、テレビ・雑誌、講演でも幅広く活躍中。
大阪芸術大学教授・写真学科学科長。公益社団法人 日本広告写真家協会 業務執行常務理事。一般社団法人 日本写真著作権協会理事。

鍛治谷 直記Naoki Kajitani
写真の人、専門学校 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー写真学科教員
1970年生まれ。ビジュアルアーツ専門学校卒業。2003年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。
写真展は「Heavy Light- RECENT PHOTOGRAPHY AND VIDEO FROM JAPAN」ニューヨークInternational Center of Photography(2008年)、「日本の新進作家vol.12 路上から世界を変えていく」東京都写真美術館(2013年)など多数。写真集に「JPEG」(蒼穹舎刊)。

兼古 健悟Kengo Kaneko
入江泰吉記念奈良市写真美術館 技術員
大阪府生まれ。1991年 大阪ビジュアルコミュニケーション専門学校(現 日本写真映像専門学校)卒業。同年 奈良市写真美術館(現 入江泰吉記念奈良市写真美術館)技術員として、開館前の準備室より携わる。
収蔵作品である入江泰吉氏の撮影フィルムや展示作品等の整理及び保存事業、展覧会事業、写真普及事業(写真講座や各種イベント)などを行っている。

田中 一泉Izumi Tanaka
日本写真映像専門学校教員・写真家
大阪市生まれ。日本写真映像専門学校教員 2017年日本写真映像専門学校卒業後、大阪を拠点に活動。
展示歴にBEYOND THE AGES/PORTRAIT Sansiao Gallery (2023年) Roots展 BLOOM GALLERY(2025年)KG+2025 Atelier Ricken Backer fifth exhibition(2025年) など多数。

松本 勇Isamu Matsumoto
日本経済新聞社大阪本社 編集ユニット ビジュアル報道グループ長
1995年、日本経済新聞社入社。東京、名古屋、大阪、福岡で勤務し、写真記者として東日本大震災などの災害や事件事故、政治経済、スポーツなどジャンルを問わず取材にあたった。「THE NIKKEI MAGAZINE」では戸田ツトム氏のディレクションのもと欧米やアジアでも企画取材を行い、日経電子版創刊後はビジュアルコンテンツの編集に携わった。2023年から現職。

三好 和義Kazuyoshi Miyoshi
写真家
1958年徳島市生まれ、中学時代に本格的に写真を始める。1972年14歳、単身沖縄へ撮影旅に出る。以後夏休みごとに沖縄へ通い、17歳の時に銀座ニコンサロンで個展開催。最年少記録と話題になる。大学時代より「BRUTUS」などでプロとして活躍。27歳の時に当時、最年少記録で木村伊兵衛写真賞を受賞。以降「楽園」をテ―マに世界中で撮影。近年は日本文化へ傾倒。「東大寺」「法隆寺」を超大型写真集で発表。写真集、写真展の多数出版、開催している。